当社の医薬品を使用される患者の皆さまへ
このページでは、医療機関で当社の医療用医薬品を処方された方へ、適正な使用のために役立つ一般的な情報を提供しています。
本ページの内容は、診断や治療を目的としたものではありません。服用方法や治療に関する具体的なご相談は、必ず医師や薬剤師にお尋ねください。
本ページに掲載されている情報は、日本国内での使用を基準に作成されています。
メルスモン注射薬について
特定生物由来製品・処方せん医薬品 保険適用あり
メルスモン注射剤は、更年期障害による不調や乳汁分泌不全の治療に用いられる医薬品です。
医師の指導のもとで適切に使用してください。
品質関連情報
献血制限と臓器提供制限について
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)とは、異常プリオン蛋白が脳内に蓄積し、知的機能障害や運動障害などの脳症状を起こす極めて稀な病気です。 日本赤十字社では現在、輸血での伝播が疑われている報告があり、伝播のリスクを完全に排除できない為、以下に該当する方には献血をご遠慮いただいています。
- CJD及び類縁疾患と医師に言われたことがある。
- 血縁者にCJD及び類縁疾患と診断された人がいる。
- 人由来成長ホルモンの注射を受けたことがある。
- 角膜移植を受けたことがある。
- 硬膜移植を伴う脳外科手術をうけたことがある。
また、(社)日本臓器移植ネットワークでは、臓器の提供者にヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射剤の使用歴があった場合には、 原則として提供を見合わせるが、レシピエント候補者が移植に伴う感染リスクや移植後の留意点を理解した上で同意した場合には移植できます。
メルスモン注射薬について
これまで、メルスモン注射薬によると思われる細菌やウィルス、vCJDによる感染の発生報告はありません。 メルスモン注射薬は1956年発売以来、日本国内の医療機関に直接依頼し、安全なヒト胎盤を原料として製造しております。
原料胎盤について
vCJDについて
当社ではvCJDの感染を防ぐため、胎盤を提供してくださる方に対してBSEが流行した英仏などへの海外渡航歴について問診を実施しています。 問診の結果問題のある方の胎盤は原料として使用しておりません。 さらに、製造工程におきまして、塩酸による高熱の加水分解を実施しています。 これによりホルモンおよび蛋白質は分解されています。
ウィルスについて
胎盤1つずつについて核酸増幅検査(NAT)を実施し、HBV、HCV、HIV陰性であることが確認された安全な胎盤を原料としています。 さらに、製造の最終段階に121℃、30分間の高圧蒸気滅菌を実施しています。
未知の感染症によるリスクについて
製品の安全性には最大限の配慮をしておりますが、未知のウイルス等に起因する感染症のリスクを理論上完全に排除することは困難です。
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