医療用医薬品


2023/12/8更新

メルスモン注射剤限定出荷解除に関するお知らせ


新記載要領に基づく添付文書改訂のお知らせ


2023/9/11更新

メルスモン注射剤 包装変更に関するお知らせ


2023/5/29更新

メルスモン注射剤 出荷再開に関するお知らせ


医療用医薬品の添付文書電子化のご案内

メルスモン

特定生物由来製品
処方せん医薬品

旧ソ連邦の医学者フィラートフ(1933年)は、「生体組織(細胞)は、その生活をおびやかすような外的因子(例えば2~4℃というような低温)の作用するとき、 組織の中には、生物学的過程を刺激する物質-生物原刺激素-が産生される」という仮説をたて、これを「組織療法」として応用しました(*1)。 メルスモンは、この「組織療法」製剤の一つです。


メルスモンは国内の、感染のない健康なヒト胎盤を原料とし、多種アミノ酸を含有しています。
酸で加水分解し、最終滅菌(121℃ 30分間)するなど、感染症に対する安全対策を講じていますが、理論的に未知のウイルス等の危険を完全に排除することは困難です。 なお、これまで、細菌やウイルス等による感染の報告はありません。
特定生物由来製品のため、「患者への説明」「記録の保存」が必要です。(平成15年7月30日改正薬事法施行)

(*1)三上芳郎:小児臨床8(3)189~195,(4)254~261,(5)331~340,1955



臨床成績

1. 製造販売後調査等
<更年期障害>
1.1国内第4相試験
更年期障害患者31例を対象に、本剤1回1管を1週間に3回、2週間継続して合計6回皮下投与したところ、有効率77.4%(24例/31例)を示した。
また、プラセボとの比較試験の結果、本剤の有用性が認められた。(*2)

<乳汁分泌不全>
1.2国内第4相試験
初産の褥婦67例を対象に、本剤1回1管を1日1回、産褥第1日より5日間連続して皮下投与したところ、有効率68.6%(46例/67例)を示した。
また、プラセボとの比較試験の結果、本剤の有用性が認められた。(*3)

(*2)唐沢 陽介ほか:薬理と治療  9(3)299~308,1981
(*3)唐沢 陽介ほか:基礎と臨床 15(3)661~670,1981



【禁忌(次の患者には投与しないこと)】
本剤または他の薬物に対し過敏症の既往歴のある患者

組成 1アンプル(2mL)中
ヒト胎盤繊毛分解物の水溶性物質-----100mg
ベンジルアルコール(無痛化剤)-----0.03mL
効果又は効能 更年期障害、乳汁分泌不全
用法及び用量

通常、1日1回2mLを毎日または隔日に皮下注射する。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

1.重大な副作用
1.1ショック(頻度不明)


2.その他の副作用

5%以上 0.1~5%未満
過敏症 悪寒、悪心、発熱、発赤、発疹等
注射部位 疼痛、発赤等
適用上の注意

1薬剤投与時の注意
1.1本剤は皮下注射のみに使用すること。

1.2本剤は「ワンポイントカットアンプル」を使用しているので、カット部位をエタノール綿等で清拭した後、ヤスリを用いず、アンプルの枝部のマークの反対方向に折り取ること。


性状

微黄色澄明
形状 水溶性注射液
pH 6.8~7.0
浸透圧比 0.9~1.3(生理食塩液に対する比)

取扱いの注意

貯法: 室温保存
記録の保存:
本剤は特定生物由来製品に該当することから、本剤を使用した場合は、医薬品名、その製造番号、使用年月日、使用した患者の氏名、住所等を記録し、少なくとも20年間保存すること。


包装

2mL×10管、2mL×50管
※ご使用の際は電子添文をご参照ください


文献請求先

メルスモン製薬株式会社 お客様相談窓口
〒332-0003 埼玉県川口市東領家2-35-6
フリーダイヤル0120-281-907  受付時間:9時~17時(土日祝及び休業日を除く)

※添付文書及びインタビューフォームはインターネットからダウンロードできます。

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